ファイナンシャルプランナーのコラム 住まいも一生。お金も一生。

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第6回 住宅購入の不安を解決するには

平成23年12月12日に、住宅金融支援機構の民間住宅ローン利用者の実態調査が発表されました。

実態調査のなかで、【民間住宅ローン利用予定者編】の調査項目の一つである住宅取得に踏み切れない理由は?
という質問の第1位は前回に引き続き『将来の収入や生活に不安があるから』という回答でした。

『景気の先行きが不透明だから』という理由も合わせると回答者の実に59%を占め、将来への不安を感じて住宅取得に踏み込めない方々が非常に多いことがうかがえます。

住宅購入に踏み切れない理由(グラフ) 不安の要因

不安の要因

特に現在の不況下では、住宅購入に際し『長期にわたり』『多額の』借金を返済しつづけなければならない不安が住宅購入に踏み切れない大きな要因になっていると思われます。

ただしよくよく考えてみると、"住宅"は人が社会生活を営むための基礎となるものです。
車と比べますと、極論を言えば車は買わなければ(乗らなければ)ローン購入であれ現金購入であれ支出は不要です。しかし"住む"ことを放棄することは社会生活を営むうえでは不可能です。つまり住宅は購入であろうが賃貸であろうがどちらとも"必ず支出が伴う"ということになるのです。

しかしながら、住宅ローンを抱える不安と賃貸の賃料を支払う不安との意識の差は未だにあります。
例えば住宅ローンで35年間、毎月10万円を支払って(返済して)いけるのか、という不安は良く耳にしますが、10万円の賃料を一生涯払えるのか?という不安を耳にすることはあまりありません。
しかし今後の支払総額を考えてみると購入と賃貸に大差がない場合、もしくは購入した場合のほうが支払総額が安かった、という場合は結構あります。

そこで住宅購入(住宅ローンを組む)への不安要素を少しでも軽くする方法を考えてみたいと思います。



不安解消には"具体的な数値を知る"ことから

不安解消には“具体的な数値を知る”ことから

この収入がいつまで続くのか?収入が下がった場合に返済し続けられるのか?これから教育費もかかるし・・・といった不安を挙げればキリがありませんが、不安を解消するにはまず"具体的な数値を知る"ことから始めることが重要です。

例えば、「このくらいの収入なら稼げる」というラインを考え、その最低ラインで試算した場合に、どのくらいの借り入れが可能か実際に計算してみましょう。もし既婚の方で、共働きでないのであれば、パートをするなどで世帯収入を上げる可能性がないか考えてみましょう。
教育費などの不安もある場合には、キャッシュフロー表を作ってみるなどで、具体的にいつどのくらいの出費になるのかを把握することで問題点が見えてきます。

数値を知ることで問題点は解決できる

漠然とした不安が具体的な数値となるとさらに落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、数値化することにより、いくら不足しているのか、それを補うためにはどうすれば良いのかなどの問題点に変化していきます。問題点が具体的に分かれば対策を講じることができ、結果的には一歩踏み出すことが可能です。

金利動向や地価の下落などの要因としては買い時である時期が続いていますので、チャンスを逃さないよう、具体的なプランニングをしてみましょう。

まとめ

いつかは「住宅購入したい」と決めていながらも、収入や支出のことで踏み切れないのであれば 早めに検討を始めるようにしましょう。
不安というものは、霧がかかったようなもやもやした状況と同じですので なかなか前に進むことができません。 しかしながら自分の進むべき道が見えた場合は険しい道のりでも進んでいける能力は人間にはあります。

住宅購入の不安はイコール将来の不安であり、将来の不安は100%解決できるものではありませんが、将来予測シミュレーションをする(ライフプラン表、キャッシュフロー表を作成する)ことで進むべき道が見え、その道を進むために解決すべき問題点が見え、その問題点を解決することで一歩踏み出すことができるのです。

もしご自身でライフプラン表やキャッシュフロー表の作成が困難な場合は、ぜひFPなどの専門家にご相談ください。

「住宅を購入したいけど不安がある」という場合には漠然としたままではなく、具体的数値で不安の元を探って解決策を考えてみると、意外に簡単に解決するかもしれませんよ。




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