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第3回 フラット35の団体信用生命と民間生命保険とではどちらがおトク?

今回のコラムでは、フラット35の団体信用生命と民間生命保険の比較についてご案内したいと思います。

さてここで、「団体信用生命(以下『団信』)は強制加入だし、ローンも組めないのだから民間生命保険と比較のしようがないのでは?」という声がきこえてきそうですが、団信=強制加入かというと必ずしもそうではないのです。

団信の強制加入は銀行ローンの団信の話であり、住宅金融支援機構の団信は任意加入です。

したがって、民間生命保険で代用することも可能ですし、条件によっては民間生命保険のほうがおトクな場合もあります。

銀行ローンの団信と住宅金融支援機構の団信(以下『機構団信』)との違いは?

銀行ローンの団信と住宅金融支援機構の団信(以下『機構団信』)との違いは?

銀行ローンの団信は、「強制加入」であり保険料は金利に含まれているため、契約者が別途保険料を支払う必要はありません。

これに対して機構団信は任意加入で、加入者は保険料を年払で支払う仕組みになっています。

機構団信が任意加入なのは、もともと国のローンともいえる住宅金融公庫ローンについている保険だったので、過去の病歴でローンの借り手を区別しない(団信に加入できる、できないでローンの引受を断らない)仕組みとなっているためなのです。

実際の比較

では、実際に両者を比較してほしいというご相談のあったAさんの例で比較してみたいと思います。

Aさんは30歳です。この度住宅を購入予定で、3,000万円を35年返済、金利は2.5%でフラット35で
ローンを組まれるご予定です。

上記条件の場合で試算したところ、機構団信では30年間の支払保険料総額は約184万円に対し、民間生命保険会社A社の保険では約123万円となり、総支払額で約60万円安くなるという結果となりました。

したがってAさんは、機構団信に加入せず、民間生命保険会社A社で保険にご加入されました。

なぜこんなことが起こりえる?

なぜこんなことが起こりえる?

皆さんはなんとなくイメージとして、団信のほうが安く、民間生命保険のほうが高いのでは?というイメージをお持ちではないかと思います。

にもかかわらず、上記のように民間生命保険のほうが安くなる場合があるのは保険料の設定方法が異なるからです。

団信は、引受保険会社が契約者の年齢や性別などをもとに保険料を設定するため、契約時の年齢は保険料に直接影響をうけません。
これに対し、民間生命保険会社は契約年齢によって保険料が決まり、年齢が上がるほど保険料が高くなる仕組みとなっています。

したがって、簡単にいいますと「若い方は民間生命保険会社のほうが安く、ある一定の年齢を超えると団信のほうが安くなる」ということになります。


まとめ

しかしながら上記のようにAさんの場合がおトクになったからといって、全ての人が民間保険会社のほうがおトクになるわけではありません。
契約年齢やローン条件、保険会社や商品(会社によっては喫煙、非喫煙の区別など)によっても試算結果は異なります。

また、機構団信も2008年に約3割保険料が値上げされたように、団信加入者の年齢構成によっては将来再値上げの可能性もゼロではありません。

したがってきちんと条件設定したうえで、どちらを利用するか比較検討することが重要となります。

しかし実際は、全保険会社の中から最も条件の良い(保険料が安い)商品を探し、団信と比較するという作業は一般的には困難ですので、興味をもたれた方は一度専門家へ相談されてはいかかでしょうか?




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